ペイントと塗料の成分は違うの?外壁塗装の水性・油性と作業工程とは

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表面処理

お客様の工場外壁が傷んできたので、
今月末から補修と外壁塗装を
することになりました。

今回『シリコーン塗料』
で塗装するのですが、

シリコーン塗料で塗りますね。

シリコーン塗料以外は何があるの?

ついでに塗りたい場所あるけど

ホームセンターの塗料でもいい?

と聞かれたので、

今回は、

テーマ

外壁塗装で大事な

  • 合成樹脂ペイントと
    合成樹脂塗料の違い
  • 塗料の種類
  • 水性塗料と油性塗料
  • 作業工程

について
紹介していきたいと思います。

 
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合成樹脂ペイントと 合成樹脂塗料の違い

ホームセンターに行くと、
『合成樹脂ペイント』と書かれた商品を
よく目にすると思いませんか?

これって実は、一般的に
『ペンキ』と呼ばれるもので
外壁を保護する機能は、
ほとんどないんです。

合成樹脂ペイントとは

合成樹脂ペイントは、
DIYのアイテムとして
よく使われますが、

Point

耐用年数が、2~4年と非常に短く
塗装をしてもすぐに、
剥がれや色あせが 起きてしまう

 

ため、
屋外の塗装には向いていません。

合成樹脂ペイントは、

Point
  • 小さな面積を塗る
  • 室内の小物に塗る
  • 剥がれや色あせしても
    問題ないもの
 
という場合が適しています。
 

合成樹脂塗料とは

外壁塗装で使用される塗料は、
建物の保護機能において、
「合成樹脂ペイント」
よりも圧倒的に優れています。

その種類と特徴と
耐久年数をまとめてみました。

塗料耐用
年数
特徴
アクリル
塗料
3~
5年
  • 20年以上前に
    開発された塗料で、
    すぐにひび割れる。
ウレタン
塗料
6~
8年
  • 塗料がやわらかい為、
    伸縮しやすい
    場所に適している。
シリコーン
塗料
10~
12年
  • 耐久年数が
    ウレタン塗料より長い。
  • 汚れにくく
    耐熱性がある。
  • コスパのよい
    定番塗料。
フッ素
塗料
15~
18年
  • 耐久年数は
    シリコンより長いが、
    価格は高い。
  • 塗りなおしがしにくい
    大きくて高い建物に
    使用される。
ラジカル
塗料
12~
14年
  • シリコン塗料より
    耐用年数が長く、
    フッ素塗料より安い。
  • 実績がある
    塗装屋さんが少ない。
  • 淡い色のラインナップ
    しかない。

今は、コストと耐用年数から
シリコーン塗料とラジカル制御型塗料が
人気となっています。

水性塗料と油性塗料

塗料には、『水性』と『油性』
があり、乾燥するときに、
水分が蒸発するのが『水性』
シンナーなどの有機溶剤が
揮発するのが『油性』です。

『水性塗料』『油性塗料』比較表
項目水性塗料油性塗料
うすめ液シンナー等の
有機溶剤
耐久性一般的に
油性より劣る
密着性が強く、
はがれにくい塗膜
素材金属など
ハジキやすい
材質がある
金属にも密着する
光沢ツヤが落ちるのが
早い
ツヤを
維持
してくれる
においにおいが弱いシンナー等の
有機溶剤の
においが強い
価格安い高い
保管特に必要な
注意がないので
保管が楽
有機溶剤が
含まれているので
注意が必要
使いやすさ素人でも
簡単に塗れる
扱いが難しい

DIYで使用する場合には、
『水性塗料』をお勧めしますが、
依頼する場合は、場所や素材によって
塗装業者の方と相談して
『水性』『油性』
を決めていただく必要があります。

油性と水性の見分け方

今塗られているのが、
油性塗料なのか水性塗料なのか
知りたい場合は、
水性塗料は、ローラーで塗ったときに
ローラーの凸凹跡が少し残ります。

油性塗料は、ローラーで塗った直後は
凸凹跡がありますが、
乾燥とともに凸凹がなくなるので

Point

ローラーやハケの
凸凹があれば『水性』
凸凹が無ければ『油性』
だと思ってもらえれば
大丈夫だと思います。

 

作業工程

一般的な作業工程です。
天候や塗装面積によって変わりますので
スケジュールが気になる方は、
スケジュール表などをもらい、
進捗を確認してください。

足場を組む

安全に塗装工事を行うため
足元をしっかりさせるために
必要となる足場の組み立てです。

Point

足場を組む時に音が出るので、
ご近所さんに挨拶、連絡を
済ませておくと苦情を
防ぐことができます。

 

洗浄

高圧洗浄機で表面の汚れや、
古い塗料、コケやカビを落とし
きれいな状態にします。

洗浄機がかけられない箇所は、
手作業で行います。

Point

洗浄がきちんとされていないと、
上に塗装を塗っても、すぐに
はがれてしまう原因になります。

 

養生・下地調整

養生は、窓や外壁回り、
エアコンの室外機などの
塗料がついてはいけない場所を
ビニールなどで覆い保護する
作業をします。

下地調整は、外壁のひび割れやはがれ、
シーリング切れなどを補修したり、
金属の手すりや雨戸にさび止めを塗る
といった作業をします。

下塗り

『シーラー』や『プライマー』
と呼ばれる
下塗り専用の仕上がりの色と
違う塗料です。

Point

下塗り専用の塗料を塗ることで、
中塗り、上塗り塗料を
きれいに仕上がることが出来る。

 

中塗り

上塗りと同じ材料を使うので、
仕上がりの色の塗料になります。

Point

中塗りをすることで、塗膜に
厚みを持たせることができ、
塗料の機能を十分に発揮させる
ために必要な作業

 

上塗り

中塗り、上塗りと2回に分けることで
見た目もよく耐久性の長い
外壁に仕上がります。

付帯部の塗装

雨どいや水切りなど
必要な細かい部分を塗ります。

仕上がり確認・足場の解体撤去

仕上がりに問題なければ、
養生や保護シートの取り除き
清掃及び足場の解体撤去を行います。

Point

この時も金属をたたく音がするので
ご注意ください。

 

まとめ

今回の工場外壁は、金属サイディング
だったこともあり、油性のシリコン塗料で
納得していただきました。

施工日数に関しては、
塗料の種類や条件、天候によって
日数が変動することもあるので
お客様とよく相談して決める
必要があります。

また、自分で作業される場合は
水性塗料がおすすめですが
塗装場所とそれに合った材料・
グレードを確認して、
間違いのない塗料選びをしてください。

ありがとうございました。