メッセージウォッチと
シルウォッチは
どっちがいいの?
というお話を頂きました。
最終的には、デモ機をお借りして
判断していただくことに
なると思います。
ただ、借りる前に、
商品仕様の比較をまとめるので、
その話を聞いてから
必要かどうかを判断してください。
ということで、
商品の比較をしてみることにしました。
特定小電力無線局とは
特定小電力無線局って何?
ということを聞かれました。
メッセージウォッチもシルウォッチも
どちらも
電波規格は、「特定小電力無線局」
なんですが、良く分からないですよね。
総務省の
電波利用ホームページを見てみると、
ライフスタイルやビジネスシーンが
多様化し、近距離間での簡易連絡用の
コミュニケーション手段を求める声が
強くなった現代、
比較的狭いサービスエリアにおける
無線通信の需要は増加しています。
こうした背景から、
「特定小電力無線局」
に対する制度が作られ、
総務省で定める一定の条件を満たした
無線設備であれば無線従事者資格も
無線局免許も不要であるため、
広く一般の人々が利用できるように
なりました。出典:
引用-総務省電波利用ホームページ
つまり、
電波法に基づいた無線免許や資格、
届け出の必要がなく
使用・運用できる無線局。
資格も届出も不要で、誰にでも
すぐ使える無線機器のこと。
ということになります。
具体的には、トランシーバーや
飲食店などで使用されている
コールボタンが、
特定小電力無線にあたります。
機能比較
どちらも、機械や装置・システムの
異常を感知すると、
送信機から腕時計型の受信機に
向けて電波を発信し、各種トラブルや
緊急通知をしてくれるものです。
メッセージウォッチ | シルウォッチ | |||||
メーカー 名 |
株式会社 イマオ コーポレーション |
株式会社東京信友 | ||||
通信 形態 |
単方向 | 単方向 | 双方向 | |||
機器 | 送信機 | 受信機 | 送信機 | 受信機 | 送受信機 | 送受信機 |
電波 | 426 Hz |
426 Hz |
426 Hz |
426 Hz |
429 Hz |
429 Hz |
電源 | AC-DC アダプタ |
ボタン電池 | AC-DC アダプタ |
充電池 | USB-DC アダプタ |
充電池 |
通信 距離 |
170-200M | – | 170-200M | – | 170-200M | |
通知 方法 |
振動・文字 | 振動・文字・ バックライト・音 |
||||
文字 種類 |
カタカナ・数字・ アルファベットのみ |
カタカナ・数字・アルファベット にひらがなと漢字表記も可能。 |
||||
メッセージ 変更 |
メーカーで変更 | メーカーで変更。 (別売りで設定ソフトあり) |
価格比較
各々の機器の定価を
確認していきたいと思います。
メッセージウォッチ定価表
メッセージウォッチ | |||
定価 (税別) |
付属品 | 備考 | |
送信機 |
40,000円 | 入力コード・ ACアダプタ |
|
腕時計型受信機 <FW-MER01> |
45,000円 | ボタン電池 <CR2450> |
|
中継器 <FW-MRM01> |
42,000円 | ACアダプタ |
シルウォッチ単方向通信タイプ定価表
シルウォッチ単方向通信タイプ | |||
定価 (税別) |
付属品 | 備考 | |
送信器 <SW-N124> |
25,000円 | 入力コード・ ACアダプタ |
|
単方向腕時計型 |
43,000円 | ||
充電器 <SWC-1140> |
5,000円 | ACアダプタ | |
中継器 <SW-0123> |
32,000円 | ACアダプタ |
シルウォッチ双方向通信タイプ定価表
シルウォッチ双方向通信タイプ | |||
定価 (税別) |
付属品 | 備考 | |
双方向送受信機 <SWSR-P125> |
45,000円 | 入力コード・ ACアダプタ |
|
双方向腕時計型 送受信機 2019年モデル <SWSR-2130> |
48,000円 | ||
充電器 <SWC-1140> |
5,000円 | ACアダプタ | |
中継器 <SWSR-P125> |
45,000円 | ACアダプタ | 送受信機と 同型 |
初期設定費用 | 5,000円 ×3台 |
初期設定費は 各送受信器・ 中継器に 発生します。 |
|
オプション: メッセージ 設定用ソフト |
オープン価格 (20,000円 程度) |
USBケーブル 2M付 |
設定ソフトを |
選定のポイント
もともと、
シルウォッチは
株式会社東京信友さんの社長さんが
難聴者だったこともあり
福祉機器向けに開発された通信機器。
1999年に福祉向けに発売開始され、
2001年に産業分野に進出。
メッセージウォッチは、
株式会社イマオ
コーポレーションさんは、
標準機械部品メーカーです。
メッセージウォッチは、
2008年に販売され、
他にも複数台の機械が管理できる
「シグナルスイッチ2」や
複数の機械の稼働状況が
表示・記録できる
「ファクトリーステーション2」
などが販売されています。
単方向通信タイプの腕時計型通信機能
としての同じ能力だと思います。
ただし、シルウォッチは何度か
モデルチェンジされ見た目も機能も
良くなっていますが、
メッセージウォッチのデザインは、
販売当初と変わっていないと思います。
- ボタン電池ではなく充電式
- 単方向通信も双方向通信もある
- 振動・文字・音・バックライト
- 漢字・ひらがなも使用可能
- 価格も若干安い
以上の点から、
シルウォッチをお勧めします。
まとめ
イマオコーポレーションさんは、
元々、ハンドル車やグリップといった
機械部品のメーカーさんです
ワンタッチクランプやその他
便利な製品を製造販売されていますし、
このメッセージウォッチ以外にも
シグナルスイッチ2や
ファクトリーステーション2などの
機械設備監視システムを販売しています。
(ちなみに私は先日、
シグナルスイッチ2を取り付けました。)
腕時計型通信機器だけをとれば
シルウォッチをお勧めしますが、
作業用途によっては、
イマオコーポレーションさんの
ファクトリーステーション2の方が
良かったりします。
イメージとしては、
- 機器の種類が多い
イマオコーポレーションさん - 機器に特化した東京信友さん
という感じです。
必要に応じた通信機器を、
選定してください。
ありがとうございました。