田んぼの真ん中にある
工業団地!
と言っても、過言ではない場所に
建っている工場の窓の網戸張り替え
を依頼を受けました。
一般的な網戸の目の細かさは
18メッシュと言われていますが、
虫の侵入が多い!!
ということで、細かいメッシュで網戸を
張り替えることになりました。
あなたのお宅には、どのサイズがいいか
参考にしていただければと思います。
網戸メッシュの種類
網戸の材質は、一般的に使われている
PP(ポリプロピレン)を使って
張り替えることにしました。
一般的な網戸の種類は、
18メッシュと言われる種類で、
『25.4mmの中に
18個の網目がある。』
という意味です。
網目の種類は、18メッシュ、20メッシュ、
24メッシュ、26メッシュ、30メッシュ、
40メッシュがあります。
18メッシュ | 20メッシュ | 24メッシュ | |
隙間の大きさ | 1.15mm | 1.03mm | 0.84mm |
対角線長さ | 1.63mm | 1.46mm | 1.19mm |
26メッシュ | 30メッシュ | 40メッシュ | |
隙間の大きさ | 0.78mm | 0.67mm | 0.64mm |
対角線長さ | 1.1mm | 0.95mm | 0.91mm |
カベアナタカラダニが入ってこない大きさで!!
網戸を張り替える目的を確認したところ、
防虫対策と言われました。
具体的には、
カベアナタカラダニと呼ばれる
全身が赤いダニが
入ってこれない大きさの
網目にしたい!!
というお話がでてきたので、
体長1mm前後の大きさの
カベアナタカラダニが入ってこれない
網戸の大きさにするためには
対角線長さを考慮して、
30メッシュか40メッシュのどちらかで
交換することにしました。
40メッシュのデメリット
蚊やハエの大きさは、
2mmから10mm程度なので、
通常の18メッシュで問題ないですが
田んぼが近くにあり、虫が多い
ということで、40メッシュを
導入したいと言われました。
あまり出番の少ないメッシュサイズなので
高価になってしまいますし、
通気性が悪くなってしまうので、
台風などの風に強い日は、網押さえゴムが
外れてしまう可能性がある事を伝え
納得してもらいました。
網戸の色には、グレーとブラックがある。
最近の主流の網色は、
ブラックとなっており、
我が家も、ブラックの網色です。
じつは、ブラックのほうが
室内から外への視界が
スッキリよく見えるんです。
ただし、工場内を覗かれるのは
良い事ではないので、
視界をボンヤリさせて
工場内を覗きにくくする目的で
グレーを選んでいただきました。
網戸の種類
網戸には、他にも材質に種類があります。
- ポリエステル
- グラスファイバー
- ステンレス
といった種類のものがあります。
今回使用する
一般的なポリプロピレンは、
5年から10年程度の張替えが
一般的です。
次に
やわらかく、耐久性のある
ポリエステルは、ポリプロピレンより、
少し高めになりますが、ペットの
爪とぎ対策に使用される材質です。
グラスファイバーは、PVCで
被覆されているので耐候性があり、
耐熱性が高いので、金網の代用や
日差しが強い場所に使われます。
耐久性に優れたステンレス網は、
丈夫でさびにくいので、
15年から20年使用している
おうちもあるぐらい、
長年使用できます。
価格が高いことがネックですが、
猫などペットを飼われていて
網戸が壊れるのを防ぎたい
と思っている方にはおすすめです。
まとめ
網戸は、メッシュの数字が大きくなるほど
隙間が小さくなっていきます。
以前、別のお客様で
40メッシュを張り替えた時期が、
ちょうど台風と重なり、
わずか2週間で網戸のゴムが外れる
ということが起こりました。
通気性が悪い40メッシュを使用すると
工場内に熱がこもるのも注意が必要です。
以上から、
一般家庭に使用するのであれば、
ブラックの24~30メッシュを選ぶことが
良いと思われます。
ありがとうございました。