![](https://60you1.com/wp-content/uploads/2020/08/yuji2.jpg)
事務所に取り付けていた、
エアコンが落ちてきた!!!
という連絡を受けて訪問してきました。
もともとは、
石膏ボードにボードアンカーで
家庭用のエアコンを固定していた
みたいですが、
建物が古いこともあり、エアコンの重みに
石膏ボードが耐え切れずに
石膏ボードが割れてしまい、
ボードアンカーごと外れてしまったことが
エアコンが落下した原因でした。
もともとの施工方法に、
問題がなかったのかと対処方法を
確認していきたいと思います。
状況確認
落ちてきたエアコンは、
3年ほど前にお客様の当時の担当者が、
どこかの電気屋さんに頼んで取り付けて
もらったものということでした。
当時の担当者が、
転勤してしまったこともあり
連絡が取れないので、
どこに頼んでいたかも
分からないということで、
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とりあえず、
元に戻すことが出来る?
ということでした。
まずは、落下した原因を調べてみると、
「背板」と呼ばれている据付板を
6か所で固定していたようですが、
左側についていた2箇所のビスは、
ボードの内側に下地があったので
下地とビスで固定されていました。
ところが他の箇所は、
下地がなかったので、ボードアンカーで
固定されていたことが分かりました。
ボードアンカーがついていたであろう
壁には穴が開いていることから、
ボードアンカーで、固定していた
壁が老朽化でもろくなっており、
エアコンの重みに耐えきれずに
落下した。
と考えられます。
不幸中の幸いで、
落下した当時は、事務所に
誰も人がいなかったことと、
冷媒配管が折れておらず、
復帰が可能だったことが幸いでした。
取付方法はあっているのか?
![](https://60you1.com/wp-content/uploads/2020/08/yuji2.jpg)
「そもそも取り付け方法は
あっているの?」
という風に聞かれましたが、
何とも言えません。
エアコン設置は、専門外なので
正直良く分かりませんが、
知り合いの電気屋さんは、
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「そういう取り付け方もある。」
と言っていたり、
ネットで調べてみても、
![](https://60you1.com/wp-content/uploads/2020/08/GmAN.jpg)
石膏ボードの場合には
ボードアンカーを使って
「背板」
を取り付けます。
と書いてあるものもあります。
なので、取付方法は全くの
「間違い」
というわけではないようです。
ただし、
「壁がエアコンの重さに
耐えきれること。」
というのが条件のようです。
壁の強度を確認してみる。
工場の外壁の構造は、
外側に金属波板スレートが使われており
防水シートを挟んで、内側に石膏ボードが
固定されている作りのようです。
建物自体も古く、
![](https://60you1.com/wp-content/uploads/2020/08/yuji2.jpg)
40年以上はたっている
のではないか?
ということでした。
ということで、
壁の強度を確認してみるために
指で少し強めに押してみたところ
「ボコッ!!」
と穴が開いたので、
壁自体の強度はほとんどない状態
でした・・・。
取り付け作業
落下の原因は、壁の強度不足なので、
もう壁に、直接取り付けることが
出来ません。
ということで、
少し見た目は悪くなりますが
下地のある所とある所に、
金属プレートを渡し
そのプレートに背板を固定して、
エアコンを設置する方法
をとることにしました。
エアコンからプレートが、
はみ出てしまうので
少し見た目が悪くなってしまうのですが、
![](https://60you1.com/wp-content/uploads/2020/08/yuji2.jpg)
「落下するよりはいい。」
ということで、
お客様にも納得していただき
原状復帰工事をさせてもらいました。
まとめ
もともとついていた、
家庭用のエアコンは、6畳程度で
特別大きいわけではなく、お掃除機能も
付いてないエアコンでしたが、
壁がエアコンの重さに耐えきれなかった
ことが落下の原因になったようです。
新築や築年数の浅い建物には
問題なく取り付けることが出来る
施工方法だったのかもしれませんが
老朽化している建物には
不向きな施工方法だっと言えるでしょう。
エアコンのみに限らず、壁に取りける
ことはあると思います。
基本は下地に固定する方法を考える
と思いますが
下地がなかった時にどうするかを
きちんと考えないと、今回のような
エアコンの落下につながってしまう
可能性があります。
古めの建物に、ボードアンカーで
取り付ける場合には、壁の強度を
再度確認しておく必要があるでしょう。
上からの落下物の場合、
下に人がいると大惨事になる
可能性があるので、きちんとした
処置をとることをお勧めします。
ありがとうございました。