Vベルト調整とは?種類・交換・おすすめテンションメータ紹介します

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おすすめ

排気ファンから

異音が聞こえます。

Vベルトが緩んでる

のかもしれません。

最近交換した

ばかりですけど・・・。

とりあえず、

一度確認してみますね。

確認中

やはり、

Vベルトが緩んでました。

本当ですか!!

新しいVベルトは、
交換して運転させると

初期伸びを起こすので

張りなおす必要があります。

そうなんですね!

ちなみに、テンションは

どのようにかけてますか?

感覚でかけています。

感覚ですか・・・。

感覚で調整すると

人によってテンションが

ばらつく場合があります。

 

いい方法ありますか?

色んなメーカーから

テンションメーターが

販売されてます。

テンションを数値化して

共有するといいですよ。

それはいいかも

しれませんね。

紹介してもらって

いいですか?

というやりとりがありました。

テーマ

今回は、Vベルトに使用する
テンションメーターを
紹介していきたいと思います。

 
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テンション(張力)の重要性!

Vベルトのテンションの

重要性を教えてください。

簡単に、Vベルトの

説明からしていきます。

Point

Vベルトは、

  • 交換が簡単
  • 安価
  • JIS規格で標準化されており
    互換性がある

といった特徴があり、
広く使用されています。

 

Vベルトは、断面形状が

台形になっている

摩擦伝動ベルトです。

摩擦伝動ベルトって

何ですか?

摩擦伝動ベルトとは

摩擦力で動力を

伝達するベルトです。

他に、丸ベルト・

平ベルトなどがあります。

 

摩擦力を使って

動力を伝える

ベルトなんですね。

しかも、

過負荷がかかったとき

スリップして機械を

保護してくれます。

機械を保護するために、

少し緩めに張ったほうが

良いんですか?

ベルトの張りがゆるいと

運転中もスリップして

十分な性能が発揮できません。

異音や振動の原因にもなります。

きつめに張ったほうが

良いということですか?

きつく張りすぎると

ベアリング寿命の低下の

原因になるので

張りすぎにも注意が必要です。

なるほど・・・。

だから、

適切なテンションを

かける事が大事なんですね。

そういうことです。

摩擦力を維持するためには

適切なテンションを

かける必要があります。

テンション(張力)の重要性!
  • Vベルトは、摩擦力で動力を
    伝達する、摩擦伝動ベルト。

  • 張りが緩いとスリップして
    十分な性能が発揮できない。

  • 張りすぎるとベアリングの
    寿命低下につながる。

  • 摩擦を維持するために
    適切なテンションが必要。

 

テンションメーターの種類

テンションメーターには、

どんな種類がありますか?

アナログ式とデジタル式の

テンションメーター
があります。

どんなメーカーが

出しているんですか?

アナログ式は、

バンドーテンションメーター

があります。

デジタル式は、

どんなものですか?

デジタル式は、

接触式の

TENSION MASTER®
(テンション・マスター)

非接触式の

ドクターテンション®タイプⅣ
ベルトテンションメータ T-ACE
音波式ベルト張力計 U-508

等があります。

たしか、椿本チエインさんや

ゲイツ・ユニッタさんは

Vベルトを出してないですよね。

そうです。

 

ただ、メーカーさんに
以前、確認したところ

Vベルトも測定可能です。

と言われました。

測定可能なんですね。

ただ、
Vベルトメーカーさんの方が
計算用アプリがあり便利です。

三ツ星ベルトさんか

バンドー化学さんのものを

使用したほうが良い

ということですね。

ちなみに私の好みは

テンションマスター
VA-010です。

テンションメーターの種類
  • テンションメーターには
    アナログ式とデジタル式がある。

  • デジタル式には、
    接触式と非接触式がある。

  • Vベルトメーカーさんのほうが
    アプリなどもあり便利。

  • 個人的には、
    テンションマスターがおすすめ。

 

テンションマスターがおすすめの理由

テンションマスターが
おすすめの理由を
教えてください。

テンションマスターが
おすすめなのは、

接触型・加速度センサー方式

だからです。

他のメーカーさんは

違うんですか?

他のメーカーさんは、

非接触型・音波方式です。

非接触のほうが
よくないですか?

接触型・加速度センサー方式は

何が良いんですか?

音波方式は、騒音に反応して
数値のばらつきが
大きく出ることがあります。

対して、加速度センサー方式は、

騒音がひどいところや

低周波でも測定が出来ます。

なるほど・・・・・。

ただ、接触式にも弱点があり

接着シートが必要になります。

そのため、
よごれがひどいところでは

汚れをふき取る必要があります。

また、粘着が弱くなったら

粘着テープを交換する

必要があります。

粘着シートは
特殊なんですか?

市販の両面テープでも

問題ないです。

それでは、

テンションマスターの
使い方を教えてください。

使い方は、

Point
  1. センサーに粘着シートをつける。
  2. センサーをVベルトに貼り付ける。
  3. POWERボタンを押す。
  4. MEASUREボタンを押す。
  5. ベルトをはじく。
  6. 振動数が表示される。
 

です。

出典:TENSION MASTER- 
   テンション・マスター-
    バンドー化学株式会社

簡単ですね。

振動数が表示されたら

どうすればいいですか?

専用のスマートフォン

アプリを使って

計測した振動数から

ベルトの張力を算出します。

その後、その数値になるまで

テンションを調整します。

アプリ入れないと

使えないんですか?

WEBでも算出できるので

アプリを入れられない場合でも

使用可能です。

毎回調べるのは面倒です。

最初だけ調べて、

後は数値で管理して

調整していけば楽ですよ。

テンションマスターがおすすめの理由
  • 騒音がひどいところや
    低周波でも測定が出来る。

  • 操作が簡単。MEASUREボタンを
    押してベルトをはじくだけ。

  • 専用のスマートフォンアプリで
    張力が算出できる。

  • アプリが使えない場合は、
    WEBでも算出できる。

 

Vベルトの注意点と保管

Vベルトのテンションを

調整するときに
注意する点はありますか?

Vベルトは、
機器の運転開始直後、

伸びます。

Vベルトが伸びると

大きく張力が低下するので、

張りなおす必要があります。

どのくらいの時間で

張りなおせばいいですか?

24時間以内に

張りなおしたほうが

良いです。

そんなに早く張りなおす
必要があるんですね。

ただ、その後は、

伸びが緩やかになります。

1ヶ月に1回程度の

張りなおしで

問題ないですか?

もっと長くても良いです。

数か月に1回程度で

問題ないと思います。

逆に、1ヶ月に1度

張りなおす必要があるなら

何らかの異常があります。

正しく使うと

どれぐらい持ちますか?

条件・状況によりますが

24時間稼働で1年はもつ

と言われています。

分かりました。

ちなみに、

どのような場所で

保管すると良いですか?

保管場所で
避けたほうが良いのは

Point
  • 高温場所を避ける。
  • 直射日光に当てない。
  • 油・蒸気の雰囲気を避ける。
  • 乾燥を避ける。
  • 雨風を避ける。
 

などです。

また、

5年以上経過したVベルトは
使用しないでください。

ゴムが劣化するんですか?

そうです。

保管方法はどうですか?

壁に掛けるなどして

保管してください。

分かりました。

Vベルトの注意点と保管
  • 最初、Vベルトは伸びやすいので
    張りなおす必要がある。

  • 伸びたVベルトを張りなおしたら、
    伸びが緩やかになる。

  • 保管場所は、
    直射日光が当たらない
    湿度が低い場所がおすすめ。

  • 5年以上経過したベルトは
    使用しないほうが良い。

  • 壁に掛けるなどして
    保管する方法が良い。

 

まとめ

Vベルトは、摩擦力を使って
伝動させるベルトです。

張りが弱いとスリップしてしまい
十分な性能が発揮できず
異音・振動の原因にもなります。
逆に、強く張りすぎても
ベアリング寿命の低下に
つながります。

テンションメーターを利用するなどして
適切なテンションで使用してください。

ありがとうございました。