【驚愕】送風機の電力が25%減!バンドーHFDシステム導入の裏側と「割に合わない」ほど大変な実測の真実

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工場内に設置された、経年変化を感じさせる大型送風機のモノクロ写真。現場のリアリティを象徴する一枚。
泥臭い現場の調整と、プロのこだわり

送風機の電気代削減とメンテ軽減の
切り札、バンドー化学株式会社さんの
『HFDシステム』
今回初めて施工した私の率直な感想は……

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「正直、施工業者泣かせ。
なかなか割に合わない
仕事だった(苦笑)。

と思うほど段取りが大変でしたが、
結果は驚異の節電率25%を達成。

💡 今回のテーマ

驚異の節電率25%!
HFDシステム導入の光と影

圧倒的な成果の裏に潜む、
カタログには載っていない施工の
「落とし穴」と現場のリアル
を徹底解説します!

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なぜ「平ベルト」なのか?HFDシステムが選ばれる理由

結論

Vベルトの弱点を消した
次世代システム

従来のVベルト駆動を「平ベルト駆動」
に置き換え、オートテンショナーと
蛇行制御デバイスを組み合わせたシステム。
エネルギーロスを減らし、
劇的な省エネを実現します。

📖 出典・参考文献

バンドー化学株式会社:
HFDシステム公式サイト

「3次元のベルト制御システムで
メンテナンス工数と消費電力をカット。
究極の伝動ベルトシステム」
として紹介されている、
高効率な平ベルト駆動技術を参照しています。

▶ 公式サイトで詳しく見る

【比較】Vベルト vs HFDシステム、決定的な「ロスの差」

最大の違いは、ベルトがプーリを
通過する際の「ロス(摩擦と変形)」
にあります。

▼ 従来のVベルト
厚みがあるため、曲がるたび
に膨らみ、溝に食い込む。
その摩擦が「熱」となって
逃げ、大きなエネルギーロス
を生んでいます。
▼ HFDシステム(平ベルト)
薄く柔軟で、
曲がるときのロスが最小限。
ベルトを「面」で密着させる
ため、パワーを逃さず100%
近く伝達します。

「プーリだけ変えればいい」という考えが危険な理由

お客様

「プーリだけ平用に
変えて、安い平ベルトを
掛けるんじゃダメなの?」

そんなご相談もいただきますが、
実はVベルトと平ベルトでは
「走るルール」が全く違う
んです。

Vベルトは、溝にガッチリと
はまっているため、多少アライメント
(軸の並行)がズレていても、
強引に回ってくれます。
いわば「脱輪しないレール走行」です。

ところが、平ベルトはそうはいきません。

平ベルトの弱点

わずかなズレで「蛇行・脱落」する

平ベルトは少しのズレでもすぐに
端へ寄ってしまい、外れてしまいます。
この「蛇行」を完璧に抑え込むデバイス
があって初めて、平ベルトのメリットを
享受できるのです。

つまり、プーリだけを変えても、
安定して回し続けることは極めて難しい。
HFDシステムが「システム」として
販売されている理由
は、ここにあるんです。

「一生、張り調整不要」が現場にもたらす真の価値

Vベルトの運用で一番厄介なのが、
「張り調整(テンション管理)」
の手間です。

新品のVベルトは交換直後に必ず伸びが
発生しますし、長期間使えば側面が
すり減って「痩せ」てしまいます。
そのたびにプーリ間を調整するのは、
現場にとって大きな負担ですよね。

HFDシステムの真価

オートテンショナーで
「一生、張り調整不要」

HFDシステムにはオートテンショナー機構
が標準装備。
初期の伸びも、長期使用による変化も
自動で補正し、常に「100点満点の張力」
を維持し続けます。

これにより、
Vベルトでは避けられなかった
定期的なメンテナンスが不要に。
「長寿命化 × メンテナンスフリー」
実現することで、電気代だけでなく、
人件費という大きなコスト削減にも
直結するというわけです。

カタログには載っていない「5つの施工ハードル」

良いことだらけのHFDシステムですが、
なぜ私が「割に合わない」と感じたのか。
それは、
導入までの準備と検証がとてもシビア
だからです。

ハードル 現場のリアルな状況
1. 事前調査の過酷さ 稼働中の送風機を止め、カバーを外して
軸径・軸間をミリ単位で実測。
休日の丸一日対応になることも……。
2. 長いリードタイム 既製品はありません。プーリはすべて
1からの「完全特注製作」。
納期は2〜3ヶ月かかる覚悟が必要です。
3. 0.5mmの罠 シャフト径φ35かφ35.5か、
この僅かな差を測り間違えると
特注プーリがゴミになります。
図面がない場合は分解実測が必須!
4. カバーの切り欠き デバイスを取り付けると既存の
安全カバーに干渉します。
現場で現物合わせの追加工
(切り欠き)が必要です。
5. 電力測定の手間 クランプ式ロガーを設置し、施工前後
で数週間のサンプリングを実施。
データ収集と解析には根気が必要です。

【実録】メーカーも驚いた「25%」の節電効果

今回、私たちはバンドー化学さんから
ロガーを借用し、2週間にわたる
電力サンプリングを実施しました。

検証結果:消費電力 25%削減

施工前後のデータを比較したところ、
なんと25%もの削減に成功しました。
これにはメーカー担当者さんも
「ここまでの数字はなかなか出ない」
と驚いていたほどです。

これほどの差が出た理由は、
単にベルトの効率が上がっただけでなく、
「今までのアライメントがズレていたか」
を知る良い機会になりました。
事前のシビアな実測と調整があったから、
この「25%」という数字を
叩き出せたのだと感じています。

まとめ:HFDシステム導入で「省エネと安心」を

Summary

「HFDシステム」の導入事例と、
現場プロが直面する施工の裏側を
お届けしました。

導入成功への3箇条

  • 実測が命:
    25%削減の成果は、ミリ単位の
    正確な測定と調整から生まれます。
  • メンテ解放:
    オートテンショナーが不毛な
    「張り調整」から現場を救います。
  • 既製品が楽:
    後付けより、最初から搭載された
    ミツヤ送風機製を選ぶのが賢明です。

設置はシビアでパワーがいりますが、
それに見合う「圧倒的な省エネ効果」
がこのシステムにはあります。

ぜひ余裕を持った計画で、次世代の
駆動力を手に入れてください。


you1

ベルトの蛇行はデバイスで
制御できても、社内の
「古い人間関係」の迷走は、
そう簡単には止まりません。

20年以上続いた「負の慣習」。
正常に回すのは至難の業です。

そんな現場での泥臭い闘いを
物語にしました。
ぜひ覗いてみてください。
📖 【第1話】密室の甘い毒

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。